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『ディスレクシア ~日本にディスレクシアっているの?~』
2023/10/31
こんにちは。言語聴覚士の杉江です。
セレッシュル上前津では主に読み書きに躓きのあるお子様の支援を担当しております。
今まで言語聴覚士として、読んだり、書いたりすることが苦手なお子様を中心に療育をさせていただいてきました。
数々の療育を担当してきまして思う事は、文字というものがどれだけ大切かということです。
文字を読んだり書いたりすることは勉強をする上では必須のスキルです。
そのため、文字が速く読めなかったり、書けなかったりすると、どうしても勉強自体がうまくいかなくなってしまうのです。
「ディスレクシア」という言葉を皆さまはご存じでしょうか?
知らない方の方がとても多いかもしれません。
なんだか仰々しい響きの名前ですが、日本語では「読字障害」と訳されたりします。
日本は幸いなことに識字率が99パーセントであり、戦中、戦後に子供時代を過ごした世代や現在学校に通っていないお子様を除くとほぼ100パーセントという報告もあります。
そんな状況下で読字障害って日本に存在するのか?と思う方も多いと思います。
実は日本には「ディスレクシア」の方は多くいらっしゃいます。
次回からそんな「ディスレクシア」ってどんな特徴があるのかについて詳しく説明していきたいと思います。
言語聴覚士 杉江直哉