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『モロー反射残存の確認方法』

2024/05/28



 さて今回はモロー反射が残像していないかチェックする方法を紹介したいと思います。

 まずはモロー反射というものがどういう反射か復習しておきましょう。モロー反射は赤ちゃんが大きな音や光に反応してビクッと両手を広げてその後ゆっくりと何かに抱きつくような動きをする反射です。
この動きは一説によると私たちの遠い祖先がまだ木の上で暮らしていたころ、木から落ちそうになった時に手を広げて近くの物につかまれるようになっていた名残ではないかと言われています。

 モロー反射は音、光、痛みによって誘発され、モロー反射が残存していると様々な感覚情報に怯えてしまいやすくなり、感覚のトラブルを起こしやすくなる傾向があります。

■モロー反射が残存しているときに見られる症状
・乗り物酔いしやすい
・物音にびっくりしやすい(聴覚過敏)
・びっくりした時に大きな声を出しやすい
・環境の変化に対応できない
・免疫力が低く、風邪をひきがち
・暗闇が怖い

 これらの症状が1つでも当てはまる場合モロー反射が残存している可能性があります。
症状だけではなかなか判断が難しいので、あわせて体の動かし方をチェックしてみましょう。

■チェック方法
①股関節外旋位(がに股)または股関節内旋位(内股)で歩いてもらいます。
隣で見本を見せたりどうしても姿勢がわからない子には徒手的に「こっちががに股!じゃあ、次は内股にするよ!せーのギュっ!」とつま先の向きを変えてがに股から内股に姿勢を変更する感覚を教えてあげましょう。
そのときはバランスを崩しやすいので背中を壁につけて転倒に注意しましょう。

②がに股または内股で歩いているときの腕に注目して観察します。
腕の振りをみていることは変に意識させないために本人には伝えないようにしましょう。正常であれば腕は体側に沿うように下ろされ、自然に腕を振れるはずです。

 一方で腕がロボットのようにぎこちなくなっていたり、左右差があったりして腕を上手に振れていない場合モロー反射が残存していると考えます。
その他歩いているときの手のひらが自分の体の方に向いていない、そもそもがに股、内股がとれない(そうするとバランスがうまく取れない)というのもモロー反射が残存しているサインになります。


作業療法士 磯和海里